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ランス・アームストロング「ただマイヨ・ジョーヌのためでなく」読了

 「僕は100歳で死にたい。背中にアメリカ国旗、ヘルメットにテキサスの一つ星を抱いて、アルプスの山々を自転車で時速120キロのスピードで駆け下りた後に。僕はもう一度、フィニッシュラインを超えたい。妻と大勢の子供達が驚喜喝采する中を。それからフランスのどこまでも続くヒマワリ畑の中に身を横たえ、静かに息を引き取りたい。それはかつて覚悟していた、つらく若い死とは対照的だ。」


これは「ただマイヨ・ジョーヌのためでなく」の冒頭の部分です。
最初の数行でグッと物語に引き込まれる本があります。ちょうど疲れて眠りにつくとき、足元からフッと吸い込まれていくようなあの感覚に似た感じ。数十冊に一冊くらいの割合だけど、そういう本は最後まで私をグイグイと引き付けて決して離すことがありません。
私にとってこの本はまさにそんな一冊です。


著者ランス・アームストロングは、人生の絶頂期に癌に冒され、生存率20%の厳しい戦いに打ち勝ち、地上でもっとも過酷なレースと呼ばれるツール・ド・フランスで奇跡の復活優勝をとげた自転車選手です。
この本は癌に侵される前の上り坂にあった著者が体調がおかしいことに気づくところから始まります。病院へ、そして告知。物語は一転して著者の誕生から少年時代、そしていかにして自転車選手として活躍するようになっていったか、という話になります。その次の章の癌との闘いは経験したものにしか書けないであろう迫力に満ちています。復活、そしてロマンス。このあたりは少し退屈といえないこともありませんが…まあ、私だけかもしれません。そして最後のツール・ド・フランスの章。私はツールのことは何も知らなかったのですが、本当にすごいレースなんですね。ぜひ見てみたいと思いました。



著者の数奇な運命、過酷な経験、そして奇跡。
十分ドラマティックな内容に加えて、文章、構成も素晴らしい。
これ、本当に自転車選手が書いたのかしら!!?と思うくらい。
翻訳もいいんでしょうね~。
原題の「It`s Not About the Bike」(直訳すると「自転車についての話じゃない」)より「ただマイヨ・ジョーヌのためでなく」のほうが断然いいと思います。


ツール・ド・フランスファンの母によると、現在引退しているアームストロングですが、近々復帰する予定とか。自分と同じ癌と戦う人達の励みになれば、ということで無報酬で走るそうです。
どこまでもカッコいいなあ~。



Comment

一番カッコ良いのは…

ツール・ド・フランスファンの母

素晴らしい!!

ありがとうございますううううう!!!

おおっ!!
ブログ始めて以来、初のコメントがっ!!!!!
いつか…、いつか…と念じて参りましたが、
うう、…感動で…なんもいえねえっ!!
(いや、言ってますが)
訪問者リストからたどって、いつもブログも拝見しております。
またそちらにもコメントさせていただきに行きますね。
母にもコメント伝えておきます。
本当にありがとうございました。
これからもよろしくお願いしまーす♪

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Author:ママチャライダー
映画と読書をこよなく愛する一児の母です。
日々思うことをダラダラと書き綴っていきたいと思います。

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