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R・マキャモン「スワン・ソング」上・下読了



S・キング「ザ・スタンド」、マッカーシー「ザ・ロード」に続き、またしても読んでみました「終末モノ」。

舞台は米ソの核戦争により、人類を始め生物の多くが死に絶えたアメリカ。(他の国に関しては記述がないのでどうなっているのかはっきりとはわからないが、多分同じ状態)
偶然地下にいて助かった人々、不思議な力を持つ少女スワン、心優しき悪役プロレスラーのジョシュ、辛い過去を持つバッグレディのシスター、ベトナム戦争の後遺症で精神を病むマクリン大佐、ゲームおたくの少年ローランド…火傷や放射能による汚染、寒さ、飢えに苦しみながら、それぞれが生き残るためにそれぞれの道をたどって行く。
偶然見つけた不思議なリングに導かれ、少女スワンを探し続けるシスター、スワンもまたシスターの存在を感じるようになるが、運命に導かれながら彼らの人生が交錯する時、残された人類の生存を賭けた壮絶な戦いの火蓋が切って落とされる…!!


…というわけで、人類がほぼ全滅状態に至る原因は違いますが、ほぼ「ザ・スタンド」と同じような設定。(「ザ・スタンド」のほうは「超インフルエンザ」が原因)
R・マキャモン自身、キングに強い影響を受けた作家と言われ、本作も「ザ・スタンド」へのオマージュなのだそうです。
実際「ザ・スタンド」に出てきた悪魔の化身のような男も登場しますし、「善対悪」という構造は「ザ・スタンド」そのものともいえるでしょう。

しかし、同じ題材、同じような進行でありながら、この2作面白さが全く違うのです。
キングの作品が全編ダークな色合いに染められ、重く、粘度の高い印象なのに比べて、マキャモンのほうは残酷な描写はあるものの、希望があり、サラリと読める優れたエンターテイメント小説といえるでしょう。もちろん「サラリ」と言っても、上下1300ページにも及ぶ大作は読み応え十分!
読み終えた後には「指輪物語」の旅の終わりにも似た寂しさを感じました。

しかし、これら3作品を読んで思うことは、もし世界の終わりが来るようなことがあったら、下手に生き残ったりせずに一番にサッと死ぬほうが幸せだな~、ということです。
まあ、その前に世界の終わりが来ないように努力すべきなんでしょうね。


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映画と読書をこよなく愛する一児の母です。
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