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桐野夏生「メタボラ」読了



2005~2006に朝日新聞に連載された小説です。


記憶喪失である主人公の青年は気がつくと山蛭に襲われながら、森の中を何かから逃げている。

「ココニイテハイケナイ」

やっと森から抜け出たところで、「独立塾」という全寮制の職業訓練所(?)のようなところから脱走してきた青年に出会い、行きがかり上二人は行動を共にすることになる。

その後しばらくして二人はそれぞれ別々の道を歩むことになるのですが、「ホームレス」「ニート」「ネット集団自殺」「ドメスティック・バイオレンス」「工場派遣労働」…などなどの社会問題をはらみつつ、物語はあれよあれよと転がるように展開していきます。

アマゾンなどの書評を見るとラストに希望をみる人と、いや破滅以外の何者でもないという人に分かれるようですが、私は前者と取りました。
主人公達は現実の世界では破滅なのでしょうが、精神的には開放されたんじゃないかな~…そうであって欲しい、と思います。映画「テルマ&ルイーズ」のような感じですね。

個人的には「ジェイク」こと宮古出身の昭光のキャラクターがすごく好きです。
「あばっ」「なんと、なんと」「ズミズミ、上等」…など宮古弁(?)がいいですね~。

桐野夏生、これからもどんどん骨太な力作を期待したいです!



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Author:ママチャライダー
映画と読書をこよなく愛する一児の母です。
日々思うことをダラダラと書き綴っていきたいと思います。

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