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久住昌之原作・谷口ジロー作画「孤独のグルメ」/益田ミリ「ふつうな私のゆるゆる作家生活」読了




淡々として深い味わいのマンガ二冊。

「孤独のグルメ」のほうは久々に遊びにきた妹が「面白いで~」と言うので買ってみました。
もともと久住昌之のファンなのですが、マンガ史上に燦然と輝く名作「夜行」(いや、私にとっては、ですが)のような作品かと思っていたら思いっきり肩透かしをくらってしまいました。
「夜行」とは似て非なるというか、全く別物でありながら根底にあるものは同じというか、なんか言ってて自分でもよくわからないですが、つまりまあ、そんな作品です。(どんな作品だ)

主人公の個人雑貨輸入商、井之頭五郎が仕事の合間に立ち寄った店で食事をするのをただひたすら淡々と描いた漫画で、彼の立ち寄る店は決して行列の出来る有名店などではなく、中には仕方無く入ったような店すらある。そして注文するメニューも「ぶた肉いためライス」だの「カレー丼とおでん」だの、本当に日常の食事である。それを食べる主人公の心の中のセリフがまた、いい。
「うーん…ぶた肉だと、とん汁でぶたがダブってしまった」とか、思いっきり「あるある~!!」の世界なんですね。
お昼は外食、というサラリーマンの方なんかは共感しまくりなんじゃないでしょうか。
個人的には巻末の久住、谷口に作家の川上弘美が加わっての対談で「実写版を作るなら主人公は誰がいい?」というところで結局「ニコラス・ケイジがいいね~♪」ってなっちゃうところが一番受けました(笑)。


そして、「孤独のグルメ」がサラリーマンの共感を呼ぶマンガとしたら、「ふつうな私のゆるゆる作家生活」は「アラサー」「アラフォー」の独身女性のハートをわしづかみにする作家、益田ミリの自伝コミックエッセイです。
益田ミリさんは「結婚しなくていいですか。すーちゃんの明日」というマンガを初めて読んだときにはノックアウトされましたね~。
いや、ノックアウトっていうより読後にじわじわ~と効いてくるボディーブローみたいな感じでしょうか。
とにかく絵柄のかわいさに騙されてはいけません。
酒井順子の書く「アラサー」「アラフォー」よりももっとリアルです。
私は今でこそ専業主婦なんぞやっておりますが、独身生活が長く、30代も後半に差し掛かってからは「ああ、もうこのまま結婚しないで生きていくんだな~」と日々思って生きておりましたので、この人のマンガの主人公には気持ちがシンクロしてしまって、痛くて痛くて。
この本の場合は現在人気作家であるミリさん本人が主人公なので「すーちゃん」ほど痛くはないですが、やはりかわいくてゆるゆるな絵とは裏腹にいろいろと考えさせられる部分が多いです。
益田ミリ、どんな作品を生み出していくのか、これからとても楽しみな作家さんです。




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