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増田明利「今日、ホームレスになった」読了



どわ~…怖い本を読んでしまいました。
しかももっと怖いことに、この本は出張中のオットの本棚を掃除していて発見した本なのです。
いや~、そんな事考えてるのかしら。
まあ、今の世の中、何があっても不思議じゃないんでしょうが。

…この本はバブル崩壊後訪れた格差社会の中で、定住する家を持たず路上生活を送る「ホームレス」の現実を13人の実例を通して訴える、まさに日本社会の「今」が描かれた本です。

13人のホームレスの前身は「大手総合商社次長」「外資系投資銀行マネージャー」「中堅メーカー営業部長」「自動車部品メーカー管理職」「大手金属メーカー勤務」…と、様々ですが決して特別な人たちではない、むしろ私達と少しも変わらない人達で、読み進めるごとにこの本の話が決して他人事でないのがひしひしと感じられます。

本の中で気になったのが、まあ現在がホームレスということで当たり前なのかも知れませんが、家庭のある人は皆、リストラされて金銭的余裕がなくなったあたりから家庭不和になり、離婚したり、ケンカして家を出てそのままホームレスになったり…と、会社からだけではなく、家族にも見捨てられている点です。どんなに大変なことになっても家族の支えがあればホームレスにまで身を落とす事は無かったのではないか…そんな思いがよぎりますが、それも所詮そのような状況に身を置いたことのない者の甘い考えなのでしょうか。

この本の初版が発行された2006年から、日本社会は良くなるどころかますます迷走し、まるで坂道を転がり落ちるかの如くです。
毎日のように数百人から数千人規模のリストラのニュースが聞こえてきます。
数字になってしまうと感覚が麻痺してしまいそうですが、その一人一人が厳しい現実にさらされているのだ、と思うと薄ら寒い思いです。

この現実を前に、今自分に何が出来るのかはわかりませんが、少なくとも今までよりは世の中の出来事に目を向け、政治にもっと真剣に関心を持ち、どうすればいいのか考えていきたいと思います。

…と、固い感想になってしまいましたが、本自体は小難しいものではなく、サクサク~っと読めますので、興味のある方は読んでみられてはいかがでしょうか。




Comment

No title

最近ドラマや映画にもなった「ホームレス中学生」やその作者の兄が執筆した「ホームレス大学生」が話題になりましたが、それと同じですね

自分も明日は我が身という立場ですので…

いや~

「ホームレス中学生」も「ホームレス大学生」もひろきさんもまだ若いですからね、大丈夫!
この本も帯に「絶対に辞めちゃだめだ!」とか書いてあるんですが、中には「もっと早いうちに辞めておけば…」っていう人も載ってますからね。若いホームレスの人も増えているということですが、やっぱり40代、50代の転職難しいあたりの人が一番悲惨みたいです。

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Author:ママチャライダー
映画と読書をこよなく愛する一児の母です。
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