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群ようこ「馬琴の嫁」読了



「南総里見八犬伝」で有名な滝沢馬琴ののひとり息子に嫁した土岐村てつの生涯を描いた「著者初めての時代小説」。

なんと言っても、アノ滝沢馬琴である。
NHKの人形劇の八犬伝にココロ躍らせた、私のような世代の者にはとても印象深い人物です。
八犬伝のような波乱万丈を期待すると、これが見事にコケます。

もう本当に「アッパレ」と言いたくなるくらい淡々としています。
主人公は癇症持ちの夫に苦しみ、次から次へと病に伏せる滝沢家の人達の面倒を見ながら、最後には未完であった「八犬伝」を完成させる為、馬琴の代筆を任せられるまでになります。
この代筆のくだりなんかは、物語の山場として、書こうと思えば、もっと派手に感動的に出来たと思います。
それをあえてしなかったところが「群ようこ」らしいといったところでしょうか。
ま、そんな偉そうに言えるほど群さんの著作を読んでいるわけではないのですが。

「この淡々さは何だ?」と思って、よ~く考えてみると、読後感はエッセイに近いです。
それか、短編小説とか。
私はこういうのは結構好きです。
あと、まあ率直な感想としては「江戸時代の女に生まれなくて良かった」ってところでしょうか。

ハードカバーで買うのは読後感のボリューム的に損した気がするかもしれないので、文庫を買うか、図書館で借りるのをおススメします。

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Author:ママチャライダー
映画と読書をこよなく愛する一児の母です。
日々思うことをダラダラと書き綴っていきたいと思います。

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